#23 ピーポポ・パトロール 百本きゅうりのかっぱのやくそく
#23 ピーポポ・パトロール 百本きゅうりのかっぱのやくそく
子供のひとしは、フリーマケットでお古のおもりゃのパトカーを買ってもらった。このパトカーは、息切れしているようなサイレンを鳴らしていたので、ピーポポと名付けた。ピーポポには不思議な力があり、夜に困っているおばけがいると、助けに行くのです。
ある晩ひとしは、ピーポポに乗ってひょうたん池に行った。その池には、ひゃっぽんのきゅうりを誰にも見られずに、一本ずつどどけると、会いたい人を見られるというかっぱの鏡を貸してくれる伝説があった。これを知った女の子は、田舎にいる妊娠中のお母さんに会いたいので、毎日一本づつきゅうりを届けた。そして、そこにいたかっぱのさんたは、それを毎日食べていた。ひとしが、来た日はちょうど100本目のきゅうりが届けられる日でした。そこで、ひとしとさんたは、ピーポポパトロールカーに乗って、かっぱの鏡を探しに大川の滝つぼに行きました。そこで借りた鏡を女の子に届け、お母さんに会うことができました。